大きなポプラの木の下で

eijiの雑記ブログ。ポプラの木のように、大きく、逞しく生きたい。

神の街

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昨夜、「CITY OF GOD」というブラジル映画を観た。

とにかく凄い映画だった。

「神の街」と呼ばれた実在する街「ファベーラ」での実話を元にした映画らしい。

が、その内容で平和ボケしているぼくの脳ミソは、

まるで鉛玉をぶち込まれたのような衝撃をうけた。

とても現実で起きた出来事とは信じられなかった。信じたくなかった。

 

頻繁に起こるギャングの抗争、人殺し、強盗。

まだ幼い子供たちが銃を持ち、人を殺し、そして殺される地獄絵図。

街を守るどころか、平気で無関係の人を殺したり、金を巻き上げたりする汚職警官たち。

貧困と麻薬が蔓延し、若者だけでなく幼い子供まで麻薬中毒になる負の連鎖。

とても胸が痛く、苦しくなるような描写が多かった。

 

これが「神の街」とは笑えないジョークだ。

今世紀最大の皮肉と言ってもいい。

しかし、そんな街でも力強く生き、愛や青春、前向きに生きる力、それぞれの正義心を

育む若者たち。心の底から凄いと思った。

彼らの凄まじいバイタリティとハングリー精神は見習いたい。

 

今現在もまだ神の街ファベーラの治安は悪いらしいね。

日本に生まれた事がどんなに幸せで恵まれているのかを

改めて思い知らされた映画でした。

 

気になった方はぜひ観てみて下さい。

観て損する事はありません。